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■ラファエロ展    mercredi 6 mars 2013  [■museum]

国立西洋美術館に「ラファエロ展」を観に行く。

1505年に製作された「大公の聖母」が日本初公開で、フィレンツェ・パラティーナ美術館から出展されている。幼子イエスを抱くマリア像の優美で柔らかな表情は、掛け値なしに歴史的名作である。安定した三角形の構図は安心感を生むといわれ、表現に相乗的効果を与えている。そして今回初めて知ったのだが、現在黒で塗りつぶされている背景面であるが、製作当時は背景が描かれていたというのである。闇の中に立つ聖母子像は俗性を排除し神的な様態を表しているが、これが明るい窓辺や部屋の中では歴史に埋没してしまったのではないかと思われる。

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ラファエロではないのですが、弟子が描いた「アテナイの学堂」が片隅に小さく展示されていたのは寂寥観を否めませんでした。バチカンに本物を見に行こうかな。(行かねえけど)
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で、本当は「美しき女庭師の聖母」も好きだったりするんですが。

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