2011-12-12 [■T]
久々に夜空をじっくり見ました。 今夜は皆既月食。
皆既月食になる10分前から先ほどまで見てました。真上だから首が痛くなったけど。
冬は空気が澄んでいるから、星もキレイぢゃな。 小さい頃はよく天体観測したもんだけど、近頃ぢゃほとんど見なくなっちゃって…。 やはり一度、マウナケア山頂に行かなアカンな。
いま夜空を見上げると、ぼんやりとしたオレンジ色の月を目にすることができます。
■ピアノの音 jeudi 23 decembre 2010 [■T]
先月Bくんがスタインウェイを分解メンテナンスに出した時に、調律師の方に聞いた「純正律」(不等分音律)というピアノの音律が頭から離れない。
今日ピアノが調律されている「等分平均律」は、1オクターブを強制的に12等分してある(1オクターブを1200セント、全音200セント、半音100セント)。それに対し、ピタゴラスの音階、1絃琴の支柱を動かし弦長の半分にすると1オクターブ上がる(1対2のときは8度の音程が得られる)、おなじように2対3の時5度、3対4の時4度の音程が得られることが分かり、5度を重ねて全音階の音が得られる。13回めで基音と近い音になるが、最初の音より24セント高くなってしまい、その差をピタゴラス・コンマと呼ぶ。12すべての音がきれいな数字で現れずズレルところからピアノの音律の微妙な調整が必要となる。
コンマ=(3/2)12乗×(1/2)7乗=531441/524288=24セント
それでは調ごとに音階構造、和音が変わってしまうので、実用的に妥協したのが「等分平均律」ということになるのだろうか。しかし、単純に12等分した平均律ではC基音のCシャープとDフラットがズレるにも拘らず一つの音にされることになり、音が濁るのだそうだ。
このことは、バッハの「平均律クラヴィーア」でも(だからこそ)、問題となって来る。これ以上は門外漢甚だしい僕には無理なことなのでやめるが、調律師の方によると不等分音律で調整したピアノはそれは美しい音なのだそうで、「平均律」といえばリヒテルでなくてはいけないと言うBくんでも、グレン・グールドに純正に調律されたピアノで「平均律」を弾かせたら如何ばかりかと陶然と語るのだった。
*これに関して読んだ本
●橋本絹代 『やわらかなバッハ』 春秋社 2009年 (不等分音律で調律されたピアノの魅力が伝わってきます)
●芥川也寸志 『音楽の基礎』 岩波文庫 1971年 (僕はここから始めないといけない)
●アドルノ 『音楽社会学序論』 平凡社ライブラリー 1999年 (小林秀雄より千倍良い)
●岡田暁生 『音楽の聴き方』 中公新書 2009年 (フルトヴェングラーとトスカニーニについてのアドルノの表層的ではあるが分析が分かりやすい)
●髙木裕 『調律師、至高の音をつくる』 朝日新書 2010年 (読む必要無し。多少とも音を造る実際が窺えるかと思ったのですが、平均律に関する言及全くなし。何のための調律なのか)
☆大失敗(^o^;) vendredi 5 oct.07 [■T]
☆おぢさん四たび samedi 8 sept 07 [■T]
やはり、朝まで仕事すると、おぢさんのタクシーに当たるようです。思わず、乗り込んですぐ「おひさしぶりです」と言うてしもうた。
おぢさんは運転中、余計なおしゃべりは一切しません。徹夜仕事でげんなりしている私に気を使って、ラジオも消してしまいます。
そして、降りるときに「また会えてよかった〜」と言いながら、300円くれるのです。今回は受け取るまい、と心に誓っていたのですが、「受け取ってもらわないと、オレが気持よく帰れない」と言うので、「仕方なく」受け取りました。
これで総額1000円…どないしよ?
過去のおぢさん
●8月9日 ☆ナンバーは2○○4
●5月12日 ☆おぢさんagain
●5月11日 ☆不思議なおぢさん その2
●5月7日 ☆不思議なおぢさん
☆ナンバーは2○○4 jeudi 9 aout 07 [■T]
ナンバーは2☆☆4だったと思います。全国のファンの皆様、お待たせいたしました! 遂にコーラおぢさんと再会いたしました(5月12日以来です)。もしや、と思っていたら、やっぱり降りるときに200円をくれたのです。
もちろん、謙虚な私は丁重に辞退したのですが、おぢさんが「まあ、こうしてまた会えたんだし」と嬉しいことを言ってくれたので、お礼を言ってありがたくいただきました。
世の中、まだまだ捨てたもんぢゃありませんね。