観世九皐会11月例会 dimanche 13 nov.05 [■能狂言]
観世九皐会11月例会(矢来能楽堂)
能「浮舟」(シテ・中所宜夫、ワキ・野口能弘)、「邯鄲」(シテ・奥川恒治、ワキ・森常好)。
狂言「酢薑(すはじかみ)」(シテ・野村万蔵、ワキ・野村扇丞)。
不思議な枕で一眠りする間に50年間の栄華をおくる夢を見る、一炊の夢の物語である「邯鄲」。夢中、シテの奥川さんが台から舞い降りるときの動作が極めて印象的だった。出ようとするところで一端躊躇し、再び出ようとするとき、後方に向き直り、台に座り込んで項を垂れる。それが何を物語っているのか、これから資料を渉猟してみなければならないが、興味深い演出だ。
浮舟
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