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■海老坂武「サルトル」   vendredi 4 nov 05 [■Pensée]

海老坂さんの「サルトル―人間と自由―」(朝日カルチャーセンター・新宿)
第1回「想像力と自由」
「嘔吐」以前、10代から20代前半の「ある敗北」「アルメニア人エール」における芸術や人間優越に関する萌芽に関して。
「想像力の問題」における、「想像力」と「知覚」の差異と関連性に関して。

2日、3日と青山学院大学で行われた国際シンポジウム、日仏会館・日仏学院での連続映画上映と、フランスのみならず日本でもサルトルの生誕100年を記念して催物が続いている。Bernard-Henri Lévy の "Le Siècle de Sartre" のような饒舌だが排中律だけの判断停止的言説や、単純なユマニスムの肯定に堕すサルトル観の自己言及的超越が必要である。岩波新書の「まえがき」にある、「活字に生気を吹き込むのはセレモニーではなく読書である」という実践が求められる。

海老坂さんは、「歳をとって、耳が遠くなって、声が大きくなってきた」と言っていたが、それじゃあ平井啓之さんと一緒じゃないか。

サルトル―「人間」の思想の可能性

サルトル―「人間」の思想の可能性

  • 作者: 海老坂 武
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 新書

 


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