観世九皐会 春季別会 dimanche 13 avril 2003 [■能狂言]
矢来能楽堂、春季別会。
素謡「俊寛」(シテ・坂真次郎)、能「求塚」(シテ・観世喜之、ワキ・村瀬純)、「玄象」(シテ・遠藤和久、ワキ・宝生欣哉)、狂言「川上」(シテ・野村万作、アド・野村万之介)
「求塚」の後シテ・菟名日乙女(うないおとめ)の霊、「玄象」の村上天皇の霊、ともに舞が抑制されたものだったので観ていて難しかった。内容も意識の微妙な流れが主題になって混乱した。そのうえ、「玄象」などは本を忘れてしまって1時間以上異空間にでも居るようだった。最悪である。
で今回は「川上」が非常に面白かった。 野村万作の盲目の男の所作はレアリテがあり、これからも楽しみだ。
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