■「法隆寺 祈りとかたち」 vendredi 2 mai 2014 [■museum]
一足早くゴールデンウイーク突入。
東博で行われている「キトラ 古墳壁画」展を観に上野に行ったのですが、チケット売り場で館外と館内で90分待ちだというので行ってやらないことにした。
で、敗北だけじゃ詰まらないので、藝大美術館にまわって「法隆寺 祈りとかたち」展を観た。
東京藝術大学の卒業者が近代美術の中核となっているのは言うまでもないが、高村光雲ら藝大関係者の作品が多く法隆寺の所蔵となっているのを初めてしった次第だ。
鈴木空如の法隆寺金堂壁画模写をはじめ多くの重要文化財が展示されていたが、金堂本尊の釈迦三尊像の左右に置かれている国宝「吉祥天立像」「毘沙門天立像」の二点は必見だ。東日本大震災復興祈念のために出品されているのだということで、特に左側に置かれている「吉祥天立像」の静謐な祈りの姿は、平安時代にも多くの天災による要請があったろう現代性を想起させられる。
▼朝日新聞「法隆寺 祈りとかたち」展HPより。
しかし、この微細な仏を奈良から東京に輸送する日本通運の作業は毎回驚かされる。
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