■バッハ「マタイ受難曲」 samedi 19 avril 2014 [■Cinéma et Musique]
さいたま芸術劇場で行われた、鈴木雅明さんのバッハ・コレギウム・ジャパンで「マタイ受難曲」を聴く。
アルトⅠがカウンターティナーという構成だったので、アリア39番「悔い改める者に憐れみを」には違和感があった。しかし、個人的な出来事があっため、今回の最終合唱はいつもとは違うものに聴こえた。
われら涙流しつつひざまずき、
御墓なる汝の上に願いまつる
憩いたまえ安らかに、安らかに憩いたまえ
安らい給え、苦しみぬきし御肢体よ
憩いたまえ安けく、憩いたまえ心より
御身を納めし墓と墓石こそ
わが悩める良心の
うれしき憩いの枕、
また魂の安けき逃れ場にてあれば。
憩いたまえ安けく、安けく憩いたまえ
かくてこの目はこよなく満ち足りてまどろまん。
▲JR埼京線与野本町から少し歩いたが、さいたま芸術劇場はなぜこんな処にあるのだろう。
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