■銀座のフェルメール samedi 4 aout 2012 [■vie]
福岡伸一さんが監修している「フェルメール 光の王国展」を観る。都美でやっている「マウリッツハウス美術館展」に来ている「真珠の耳飾りの少女」を初め、フェルメールの全37点のリ・クリエイト作品が揃っている。原寸大で当時の色に近いであろう色彩を再現し、額装も所蔵美術館と同じものだそうだ。
フェルメールの全作品を見るために世界の美術館を巡る好事家がいるが、銀座で買い物の帰りに自由に写真を撮りながらゆっくりと観、冷たいものを飲んで時間を過ごすことができる。ベンヤミンの<複製技術時代>やボードリヤールの<シミュラクル>の表象として東京は糜爛していくのだ。
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