■『困ってるひと』 mercredi 27 juillet 2011 [■Livre]
ネット上に掲載され、今もツイッターで1万人からフォローされている、大野更紗さんの『困ってるひと』(ポプラ社 2011)を読む。
筋膜炎脂肪織炎症候群(fasciitis-panniculitis syndrome)という難病で皮膚筋炎という病も併発し、毎日ステロイド20ミリグラム、内服薬30錠、数十種の一般薬を使用しても安静状態で、苦痛が続いているという。
そのうえ、国の難病指定の福祉政策の旧弊のもとで、一定の日数がたつと強制退院させられたり煩雑な手続きが要求される。そして例によって巨額の医療費、入院費が必要となる。
その二重苦(この著者なら、この単語の使用を許してくれるだろうか)で具体的に自殺を考えながら、エスプリでちょっとニンマリさせてくれる。どんな時でも笑いは知的でなければ生まれないのがよくわかる。といって、本当は余裕などないのであろうなあ。
筋膜炎脂肪織炎症候群(fasciitis-panniculitis syndrome)という難病で皮膚筋炎という病も併発し、毎日ステロイド20ミリグラム、内服薬30錠、数十種の一般薬を使用しても安静状態で、苦痛が続いているという。
そのうえ、国の難病指定の福祉政策の旧弊のもとで、一定の日数がたつと強制退院させられたり煩雑な手続きが要求される。そして例によって巨額の医療費、入院費が必要となる。
その二重苦(この著者なら、この単語の使用を許してくれるだろうか)で具体的に自殺を考えながら、エスプリでちょっとニンマリさせてくれる。どんな時でも笑いは知的でなければ生まれないのがよくわかる。といって、本当は余裕などないのであろうなあ。
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