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■上村松園展 近代美術館     samedi 25 sept 2010 [■museum]

竹橋の東京国立近代美術館で行われている、「上村松園展」を観に行く。前後期で出展作品が分けられており、通期展示のほかに26日までは「焔」「草子洗小町」、後期は「序の舞」「砧」が出展される。

女性の繊細な表情、髪の毛の細部まで描き込まれている美しさ、着物の模様、時間が静止している空間、それに対して女性の物腰、顔の輪郭があらわす曲線の運動の表出。空間の取り方と、曲線と色の配置で表す流れ。ジッと息を凝らして見入る姿が至るところで見られた。大半を占めている女性の溜息もこれほど聞こえる美術展も少ないのではないか。

「焔」(1918)の六条御息所の生霊といい、「花がたみ」(1915)の狂気といい、美しさと同居する女性の精神を表現する松園さんの内心を覗いてみたいような欲求もある。
と、松井冬子さんを観たくなる。

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