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●帰省       samedi 14 aout 2010 [■vie]

12日から14日まで帰省。

東京の人工的な熱放射が増幅した猛暑に比べれば、まだまだ房総の暑さは自然の風が気持ち良い。五月蠅いのは蝉の鳴き声と近所のガキの声だから怒る気はまったく起きない。老鶯の鳴き声を聞きながら裏山の八幡神社に登っていくと、最悪の敵薮蚊が襲ってくる。小学校の時一日社の下の蟻地獄を見ていたが蚊取り線香焚き続けたっけ?(よく一日いたもんです)

夷隅川に架かる沈下橋の傍に大きな桑の木があって、胸ポケットに桑の実を大量に入れたまま幹に腕をまわしてずるずると降りてきて、見事な紫色の染め物を作ったがテキスタイルには目覚めなかった。

室町後期の日本画狩野派始祖が我が家の土地に住んでいたことを記す、「狩野正信生誕地」というバカな碑があるのだけれど(伊豆や足利で生誕という説があったのに、強引に新説をはさみこみました)、偶にそれを見に来る人がいる。其の日スポーツ自転車で遠くからやって来たのだと分かる人が写真を撮ろうとしていたら、無情にも母が畑の周りの草を刈って二三日した枯草に火を点けて、そのバカらしい石碑を煙で隠してしまった。かわいそうにその人は打ちひしがれて去って行った。石碑より、もう500メートルも草叢の中をまむしに気をつけながら歩けばその痕跡があるからそちらに行けばいいのだ。

で、畑には茄子や南瓜の他に葡萄棚のようなものが建っている。兄に作らせたそうだが、なんとキウイフルーツを作っていた。猛暑だって、房総は何時から南の島になってんだ。

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