●オフラ・ハザ mercredi 17 fev,2010 [■Cinéma et Musique]
午後、フッと 'ofra haza' という単語が頭に浮かんで来た。オフラ・ハザー?ハザード? ヘブライ語?
キーボードを弾いて驚いた。20年も前のイスラエル人女性歌手がヒットした。オフラ・ハザか!1980年代後半ワールド・ミュージックをよく聴いていたとき、中東の音に惹きつけられCDを一枚買った。その名前がフッと立ち上ってきたのだ。
そしてさらに驚いた。彼女は2000年2月に亡くなっているではないか。SIDA!10年もオフラ・ハザの死を知らずに、今日突然記憶の片隅からその名前が浮かんで来たのだ。
もし、一昨年脳が機能停止していたらこの記憶は蘇らなかったのか。先日youtubeにジャンヌ・マスを発見してニューロンが繫がったのか。いま(大森荘蔵のいう、だいたいの今)、カール・オルフのカルミナ・ブラーナを聴いているからなのか、記憶の淀みが混ぜられて別の記憶を呼び起こしているのか? なかなかいい感じである。
なるほど。いい感じですね。
揺蕩う深く広い記憶の海に、細く脆い釣り針を垂らしている太公望・・・ってなとこですか。それにしても脳の働きはおもしろいものですね。
ご自愛、切に。
by まめ (2010-02-18 09:45)
子供の頃の記憶は反復再生されますが、外国語の単語の想起は、まさに「盲亀の浮木」。一瞬音が浮かんで、血肉になってない単語がこぼれ捲りです。
by 懸解 (2010-02-18 11:33)