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■「江口」「猩々」     dimanche 11 oct.09 [■能狂言]

観世九皐会10月定例会 神楽坂・矢来能楽堂
能「江口」(シテ・弘田裕一)、「猩々」(シテ・五木田三郎)
狂言「墨塗」(シテ・三宅右近)

「江口」
かつて西行が一夜の宿を請い断られた時に詠んだ、「世の中を厭ふまでこそ難からめ 仮の宿りを惜しむ君かな」
西行への配慮で断ったのだという遊女の霊が世の儚さを説き舞う。そして、仮の宿の無常無をいい、普賢菩薩と化し西の空へ消える。シテ方の弘田師は、「邯鄲」など中国に題を取ったものを演じることが多いが、今回は遊女の霊と普賢菩薩の変化を刹那に演じきっておられた。

「猩々」は酒飲みとしては御めでたく楽しい舞でありました。

「墨塗」
離京の挨拶に来た大名を茶碗の水を頬に付けて誤魔化す女の策を、水を墨と入れ替え黒塗り顔にしてしまう太郎冠者。太郎冠者の機智とドタバタは、古典的な笑いを楽しむことができた。

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