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●旧交     vendredi 9 oct.'09 [■仏文研]

神田さんが会議のため東京出張、神楽坂の居酒屋で後藤ちゃんと三人で飲む。

自ずと現今の経済問題になるが、価値観と経済が連関し、その変化と行き詰まりが如何に連鎖しているかの話になる。
資本システムが疲弊し脆弱化している現在では、我々の踠きはまさに、「波うち際の砂」でしかない。その足許で我々の価値観と乖離した「ゆとり教育」で育った青年達の価値観が、経済の下降に加担せざるを得ない装置となってしまっている。人間の生が機械となってしまう、いわば変容した疎外論を想起させられる。

また、現在直面している日本経済の崩壊が、太平洋戦争の敗北によるアメリカ文化の許容によるものでなく、西欧資本主義を受け入れた明治維新そのときから内包しているのだということになった。
(資本主義に言及すれば、先行資本主義国家と、低賃金で搾取する前近代的モデルを踏襲している新興資本主義国家の共存は、軋轢・資本の移行を伴わずにはなしえない。先行資本主義国家は帝国主義化しなければ生き残れないし、最早それは無理なのだ)


深夜まで話はつづくのであった。(と言いたいのだが、記憶が断絶しているのである)

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昔、2人は城壁を登っていた。
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