◆早稲田×関東学院オープン戦 dimanche 28 juin 09 [■早稲田ラグビー]
所謂「春・関東」、清宮前監督が窮地の母校を建直すため、当時最強の関東学院春口監督にお願いして始まった春のオープン戦。両校の戦力を計るとともにシーズンの行方も占なう一戦にまでなった。今年の早稲田は、慶応と同点、明治に辛勝と戦力が低下しているが、関東学院にどう対することが出来るかがこの試合の見所であろうか。
得点は前半0-17、後半5-0 計5-17
スクラムサイドから持っていかれた1本目のトライはともかく、関東ゴール前のオープン攻撃のボールをインターセプトされ、一気にトライされた2本目、3本目は早稲田の力を如実に現しているだろう。関東学院バックス陣のスピードも良かったが、問題は早稲田バックス陣の弱体がある。ポジショニングのミスなどではなく、スピードで負けたりノックオンが多くなったり、90年代のチームによくあったのと同じ基本的なミスが頻繁に見られた。これは取りも直さず選手一人ひとりのレベルの低下が顕著ということだろう。
フォワードは帝京に比して劣勢は否めないが、現役延長の瀧澤君と、U20ジャパンでもみられた有田君の動きでどうにか瓦解とまでは行かないだろう。しかし、バックスが繋がらず、孤立化し一人ひとりの力が十全に出なければ、3連覇はおろか明治戦連敗の悪夢にも襲われるのではないか。
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