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■「にくのひと」   mercredi 24 fev, 09 [■Cinéma et Musique]

大阪芸術大学芸術学部映像学科・満若勇咲さんのドキュメンタリー「にくのひと」(2007年)を観る。
差別の問題を直截に追い続け、貴重な発言を紡ぎだしている。20歳(当時)の青年が纏め上げた作品とは思えず、これまでのドキュメンタリー監督が中核を避けていたことが浮かび上がったかたちとなった。

まず必要なのは事実の直視であり、認識の共有である。「新しい人間」の誕生は来るのか。否、システムが硬直化しているなかで、我々は変化できるのか。

20歳の青年の何でも見てやろう的感性の周縁で、専門家を自負するマス・メディアの現場の人間は弛緩しきっていないか。その卑怯な自己規制で差別を肯んずる汚い人間になっていないか。

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