■「東岸居士」「龍田」 dimanche 8 fev,09 [■能狂言]
観世九皐会2月定例会 (神楽坂・矢来能楽堂)
能「東岸居士」(シテ・遠藤六郎)、「龍田」(シテ・小島英明)
狂言「磁石」(シテ・山本則直 アド・山本則孝)
「東岸居士」は遊狂物であるが、偏に遠藤六郎師の健勝こそが語られるべき演目となった。高齢にも拘わらず、1時間も演目の中に自らの身体を統禦し続ける、肉体的刻苦と精神力は如何許りであろう。伝統芸能の継承とは身体の変容の持続である。
「龍田」とともに4番目物が並んだ演目となった。
龍田川紅葉を閉づる薄氷 渡らばそれも中や絶えなん
■ここにも能楽堂に携帯を鳴らす老人が。最低のマナーは老人にはないのか。
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