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■能「放下僧」「三輪」      dimanche 12 oct.08 [■能狂言]

観世九皐会(神楽坂・矢来能楽堂)10月定例会
能「放下僧」(シテ・小島英明、ツレ・桑田貴志、ワキ・村瀬純)、「三輪」(シテ・五木田三郎、ワキ・野口能弘)
狂言「鴈礫」(シテ・善竹十郎)

「放下僧」は親の敵を討つ兄弟の話であるが、放下僧と呼ばれる旅芸人に身を窶したことが主題になっており、舞いが中心となっている。構成で特異なのが、兄弟が敵を討つ直前でワキ方は切戸口から退場していることだ。実際の場面では仇討ちの対象となる人物が存在しないのだ。抽象的表現を突き詰めた極めて能楽的舞台構成になっている。(能舞台に切戸口が出来る以前―元禄以前―は、地謡衆と一緒になるということで居なくなることを表現していたそうである)

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「落下一陽の春を知らず 白雲青山に蔽う」


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