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●チョッと        mardi 23 sept 08 [■vie]

日曜から房総に行って来ました。
故郷の駅に降り立つとポツリポツリと雨模様、10分位で家に着くのですが、その間に空は真っ暗、豪雨。40年も昔(1970年、昭和45年7月1日)、房総半島を襲った「大多喜集中豪雨」というのを思い出しながら、楽しく濡れて帰りました。傘は差していましたが、家に着いた時はびっしょり、母には滅茶苦茶叱られましたが、それもまた一興。
 

下の写真の右下にコンクリートの基礎がありますが、以前の橋の跡です。四国の山中にはまだ沈下橋がありますが、40年前のこの橋も豪雨の度に流れの下に沈んでいました。

コンクリートの打ちっぱなしで、欄干は10センチくらいのステップのみでした。橋梁の下20センチくらいになると、上流からの水の勢いで幅6、7メートルの橋の表面の一部を濁流が滑り出します。水位が橋と同じ位になると、欄干の部分で水が盛り上がり、濁流が走り、橋全体が呑みこまれるようになります。その刹那小学生の僕たちは、渦巻くモーセの奇跡の割海が如き濁流の、全長30~40メートルの橋を全速力で走ります。怖気づいて立ち止まったら終わりです。対岸に着き、水位がぐんぐん増してもう渡れなくなった橋を興奮して振り返ったことも何度あったことか。

橋の上を滑る濁流の水位が足首以上になると、もう撤退しかありません。その時は1時間近く掛けて別の大きな橋を渡って帰ります。夏の日の小川の経験でそれ以上は危ないと体感していたというより、水の恐怖で逃げ帰ったのが本心ですが、来た路をとぼとぼ帰る敗北感は未だに忘れません。

何度か撤退しましたが、挑戦は悉く勝利に終わっています。 って、敗北してたら今ここに居らんか。

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東京は虫の声が聞こえていますが、あちらではまだまだ蝉が喧しく鳴いていました。朝、蝉の声で目が覚めるのは何十年ぶりでしょうか。
小学生の頃ひと夏に蝉を300匹捕ったことがありました。7年後いつもより蝉のなき声が少ない夏が来ました。

土曜、日曜と、秋分の日の今日は各集落で秋祭りが行なわれており、神社の周りに幟が立っているのも見えます。朝未だ早いうちに朝食を食べていると、何処からか太鼓の音が聞こえてきたりします。秋です。

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クロスジギンヤンマ

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ナツアカネ

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稲つけば かかる吾が手を 今宵もか 殿の若子が 取りて嘆かむ    巻14の3459

伊祢都気波 可加流安我手乎 許余比毛可 等能乃和久胡我 等里弖奈気可武


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