■ロストロポーヴィチ死去 vendredi 27 avril 07 [■追悼]
チェリストのムスティスラフ・ロストロポーヴィチさんが、27日モスクワの病院で亡くなった。80歳だった。チェロではカザルス以降の大巨匠と言って間違いないだろう。ショスタコーヴィチやプロコフィエフとの関係もあるが、小澤征爾さんとの深い協力関係は忘れがたいし、大江健三郎さんの息子の光さんの曲を弾くなど日本との関係も深い。また、どうしても言及せねばならないのはその政治的発言であろう。旧ソ連の体制批判を貫き、ベルリンの壁が崩れた時いち早く赴き無伴奏を弾いたことは記憶に新しい。ボリス・エリツィンの死の4日後だった。
ではバッハの無伴奏チェロ組曲を聴こう。
1991年モスクワの8月クーデター時の"le nouvel observateur"(22-28 aout 1991)
写真は1989年11月ベルリンの壁の前で。
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