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観世九皐会10月定例会「半蔀」「船橋」 dimanche 8 oct.06 [■能狂言]

矢来能楽堂10月定例会

能「半蔀」(シテ・五木田三郎)、「船橋」(シテ・遠藤和久)
「半蔀」は源氏物語・夕顔の巻を題に取ったもので、光源氏の寵愛を受けた夕顔の恋慕の舞い。「船橋」は「万葉集」の「上野ぬ佐野の船橋とりはなし親は離くれどわはさかれがへ」を元清が謡曲としたもの。相愛の男女が女の親に嫌われて、橋板を外され落ちて死ぬ。そして山伏の回向で成仏するというもの。
「半蔀」も「船橋」も物語としての動きの無いもので、どうも話を追うのに苦慮した。失礼ながら妄想の世界に入りかけた次第です。

それに対して、能の「鬼瓦」はシテが野村万作さんで、大名の機微に破笑した。終わり方もきっぱりしており名人の妙が窺われました。万作さんは、「川上」といい、「鬼瓦」といい妻に対する感情の表出の演技は絶妙であります。

「仕舞」三題のうち、「鳥追舟」を観世喜之さんが、「善界」を喜正さんが舞ったがこれだけ観ても充分価値のあるものでした。

 

感想会は、毘沙門天まえの日本料理屋。山形の酒「くどき上手」、千葉の魚、これは大正解でした。
飲み足りないので、高田馬場のラグビーバー「ノーサイドクラブ」に移動してトップリーグの「トヨタ・神戸」の試合を観る。廣瀬のキックが4本連続で逸れるなんて。


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