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■絵門ゆう子さん      jeudi 6 avril 06 [■追悼]

絵門ゆう子さんが亡くなられた
新聞を開いて思わず声を上げていました。「発信続け最期まで希望 絵門ゆう子さん逝く」。表現の仕様のない寂しさとはこの事なのでしょう。週一度の新聞連載でしか知ることのない未知の女性でした。絵門さんの「がんとゆっくり日記」が何曜日の連載なのかも知らず、経歴も「元NHKアナウンサー」とだけしか知りませんでした。そのようなことが気になる必要もないエッセイでした。ここでエッセイの一部を掻い摘んで記しても意味のないことだと思います。それに、絵門さんの、生活の些事の一つひとつを見直して行く視点の具体を書けるだけの能力も、資格もないというのが本音のところです。ただ、絵門さんの逝去を記して置かねばならないという欲求だけで記した次第です。ご冥福を祈ります。

――満開の花よりも散りかたの、または蕾のうちに美をもとめます。それは「花のさかり」の美しさを事実よりもはるかに美しく想像させるからです。その想像の余地を残すということを日本人は生まれながらにして知っているのです。別のことばで言えば「人間が不完全である」ことをもっともよく知っているとも言えます。         白洲正子「お能の余白」(『お能 老木の花』)


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