観世九皐会別会 25 sept 05

観世九皐会別会・国立能楽堂
能「卒塔婆小町」（シテ･五木田三郎、ワキ･森常好）、「正尊」（シテ･観世喜正、ワキ･福王茂十郎）。狂言「悪太郎」（シテ･三宅右近）

「卒塔婆小町」は一度之次第。老いさらばえ乞食になった小野小町の凛とした所作を五木田さんが演じていた。
「正尊」は観世喜正さんのシテ・土佐坊正尊の「起請文」読みが圧巻である。喜正さんの圧倒的な存在感が際立った。重厚な低音部もよいが滑らかな高音部も聞いていて安心できるものだった。

千駄ヶ谷・国立能楽堂

にしても、爺婆の鼾は小さくならないものか。その上、観世喜之さんの仕舞の前で退席するお婆は一体何しに来たのか……

お八つは、総社の吉備路銘菓「雪舟もなか」
反省会（？）は、伊勢丹会館「安芸路酔心」から、後は不明。