●夏の安達太良山 dimanche 6 juillet 2003 [■泥味亭]
<泥味亭>のメンバーで、5、6日安達太良山へ。
雪のない時期は初めてで、何時もは岳温泉、あだたらスキー場から登るのだが、今回は塩沢温泉から登った。くろがね小屋までは平坦な登山道が続き登山というよりハイキングという雰囲気であった。それでも、屏風岩、八幡滝など楽しいところが多かった。また、エゾハルゼミの鳴声を初めて聞くことが出来た。
くろがね小屋は夏期は小屋内での火器使用が禁止なので、小屋の前の岳温泉の源泉となる湯樋附近で焼肉となった。例によって草野さんの持ってきた肉はかなり高級だった。3本持って来いとの強引な要求で、重さよりもお代の方が掛かってしまった赤ワインが僕の当番だったが、その分どうにか肉の味を損なわずにすんだ。冠雪期の小屋の辺りの様子とまったく違っていたので、まるで山の印象が違い、そのなかでゆったりと食べ、飲む夕食もいいもんである。
朝食は、スペイン風オムレツとパンにコーヒー、スモークサーモン。
安達太良の登頂は冬とは大分ルートが異なり迂回している。当然ながら雪上にはルートがないから直登となるが、雪の中をラッセルとなるのでその分体力の消耗は激しく辛い。そういう意味では夏山は楽だが、カンカン照りでシャリバテすれば過酷さは同じだ。
稜線、山頂とも無風、快晴。冬の表情とまったく違う。しかし、ガスが出れば夏も冬もルートファインディングの難しさはおなじだろう。幸いにも今回の山行は欠格する要素はまったくなく、頂上でも本当にのんびりすることが出来た。こういった優しい山を持っていて福島とは非常に羨ましいところである。
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