■ドゥルーズの哲学② mercredi 7 novembre 2012 [■Pensée]
朝日カルチャーセンター
「ドゥルーズの哲学」超越論的経験論読解 江川隆男・首都大学東京助教
第2回 超越論的原理と系譜学的原理との差異
●諸能力の
経験的使用 ― 共通感覚(常識) sens commun → 可能性(スピノザ:こんなものは存在
しない)
超越的行使 ― 逆感覚 (逆識) para sens → 必然性
(最初に、また最初から思い出される思い出されることしか可能出来ないもの) →感覚
●感性 → 記憶 → 思考(思惟)
→が問題提起であり、理念idea=倫理=強度、量質
出会いの対象 感官のなかに感性が生じる
●系譜学
総合(産出・倫理転換)
結果・現象 ← 原因・原理
→
分析
分析と総合は別のものではなく産出、価値転換
現象学的還元は何も変わっていない
分析の上で分かって「神」が総合する
●可塑性 plastiques
同一性 条件(不変であるもの・普遍・無差異) → 条件づけられるもの
条件づけられたものにとって、条件は外在的でしかないのでは?
犬と、個々の犬
犬という概念は、1匹1匹違うはずで、概念が変化するものでなければならない。
「存在の一義性」について、ドゥルーズは「神」とし、「神」は「無差異」としなければ
ならないという疑問
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