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●「雲林院」「雷電」     dimanche 12 fev,2012 [■能狂言]

観世九皐会2月定例会 神楽坂・矢来能楽堂
能「雲林院」(シテ・五木田三郎、ワキ・工藤和哉)、「雷電」(シテ・坂真太郎)
狂言「鞍馬参り」(シテ・善竹十郎)

「伊勢物語」の在原業平の舞いが静かに展開する「雲林院」と、猛々しい舞が中心の「雷神」が好対照で、特に一演目目の「雲林院」は1時間半がまるで古い日本画のように移り行く場面が印象的である。
ワキ方の工藤和哉師の枯れた次第は物語の静の面を構成し、能の世界に安心して入っていける。シテ方の舞、謡に目が行くなか枯淡の世界を構成するにはワキの安定的な力量が必要なのである。

観世善之師が地謡頭として出演していたのも何時にも増して引き締まったものだった。

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