■「源氏供養」「雲林院」 dimanche 8 mars 09 [■能狂言]
観世九皐会3月定例会 神楽坂・矢来能楽堂
能「源氏供養」(シテ・坂真太郎)、「雲林院」(シテ・奥川恒治)。狂言「痩松」(シテ・高澤祐介、アド・前田晃一)
能の「源氏供養」「雲林院」の二題とも、「源氏物語」を語る紫式部、「伊勢物語」の在原業平と著者の霊が舞う小品という似通ったものとなった。梅の香りの漂う春間近を感じさせるよい例会であった。
狂言のほうは、山賊に荷物を取られた女が、うまく山賊の薙刀を奪い、逆に山賊の身包みを剥ぐというもの。所作の面白さにただただ笑っていられる安寧なものだった。
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