◆RWC フランス×オールブラックス dimanche 7 oct.07

深夜三時過ぎ、「ノーサイドクラブ」まで１０分、こそこそと歩いて行く。終電を過ぎた西武新宿線沿いの新目白通りを歩いて、ふと空を見上げると星が瞬いている。東京もまだ夜空があったのだ。すこし感動的だった。

練習疲れの「ノーサイドクラブ」チームの選手たちが、キックオフを待つように寝入っている。４時近くなると、お客さんも集りだし、フランス人のジャン君がワインの差し入れ。

前半から着々と点を重ねるブラックスが一時１３－０とリードした時には、実力の差は歴然としているように見えた。しかし、後半フランスの猛攻が始まる。何度か試合は逆転したが、ブルーはブラックスの選手に果敢に突き刺さっていった。それが勝利を呼び込む結果となった。

絶対的なランキング１位のオールブラックスが負けたということで、「ノーサイドクラブ」も騒然となったが、もともとフランス贔屓の僕としては良い朝日を見ることになった。帰りの道すがら、今年初めての金木犀の香りが漂ってきた。

　シャバル
Liberation.fr le7,oct,07
ラグビー・ワールドカップ２００７フランス大会　クォーターファイナル「フランス×ニュージーランド」

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