■「低線量放射線と人との関わり」 samedi 2 juin 2012 [■situation]
放射線医学総合研究所放射線防護研究センター長・酒井一夫氏の、「低線量放射線と人との関わり」という講座にでた。
内容は、
1.福島原発事故による被曝
2.放射線の健康影響
①線量が高い場合
②線量が低い場合
福島第一原発での線量別分布状況は1mSv未満が5591人、2mSv未満2010人、3mSv未満825人などとなっており、3mSvの範囲の中にだいたい集中している。CTや胃のX線が10mSv前後、PET検査が1~10mSvとなっており数値上では安全といわれる範疇に入るとされよう。
しかし細胞の変異によって起こる影響(確率的影響)の数値は100mSv以下でもリスクが増加するのではないかということが昨今問題になっているのであり、この問題に対しては言葉を慎重に選んで話され、科学的にナイーブな問題(政治的でもあるが)であることが窺われた。しかし、だからこそ科学者の発言が必用なことがある。
この1年間、放射線の影響について、低線量でも影響があるとする側とそこまで拘る必要はないとする側とで同じく、「正しく怖がる」という言葉が喧しくされたが、生活の中で人工放射能をどれほど浴び、今回の事件事故でどれほど被曝しているか正確な数字を上げることがまず重要であるとことが再確認された。
しかし、文系脳で生きている僕でも分かる講座は非常にありがたい。
内容は、
1.福島原発事故による被曝
2.放射線の健康影響
①線量が高い場合
②線量が低い場合
福島第一原発での線量別分布状況は1mSv未満が5591人、2mSv未満2010人、3mSv未満825人などとなっており、3mSvの範囲の中にだいたい集中している。CTや胃のX線が10mSv前後、PET検査が1~10mSvとなっており数値上では安全といわれる範疇に入るとされよう。
しかし細胞の変異によって起こる影響(確率的影響)の数値は100mSv以下でもリスクが増加するのではないかということが昨今問題になっているのであり、この問題に対しては言葉を慎重に選んで話され、科学的にナイーブな問題(政治的でもあるが)であることが窺われた。しかし、だからこそ科学者の発言が必用なことがある。
この1年間、放射線の影響について、低線量でも影響があるとする側とそこまで拘る必要はないとする側とで同じく、「正しく怖がる」という言葉が喧しくされたが、生活の中で人工放射能をどれほど浴び、今回の事件事故でどれほど被曝しているか正確な数字を上げることがまず重要であるとことが再確認された。
しかし、文系脳で生きている僕でも分かる講座は非常にありがたい。
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