SSブログ

★自由の敵に自由を許すな  mercredi 18 avril 07 [■situation]

17日夜撃たれた伊藤一長・長崎市長が亡くなられた。ご冥福を祈ります。長崎市は1990年1月、前市長の本島等氏が昭和天皇の戦争責任に言及したため、右翼団体の男に銃撃され重傷を負った場所でもある。被爆地長崎でのこの凶行に憤りを覚えずにはいられない。

なによりもまず共通認識として確認すべきことは、行為の背後に仮令如何なる背景があろうとも、暴力により言論を圧殺することは許されないということだ。自由を封殺することは許されないのだ。

この卑劣な蛮行は、本島市長銃撃や浅沼稲次郎・社会党委員長刺殺に表出されるように、常に短絡で稚拙な感情や知的欠如に基いている。日本の知の特徴は非論理であることは本居宣長の言質に触れるまでもなく、欧米の論理的認識論と伍さねばならなくなった明治以降の政治の場のセンチメンタルな政策決定や、今に続く封建的家族制度の残滓からでも理解できる。そして、その典型が右翼・暴力団の非論理的思考なのである。自らの知的位相の向上を図る意思もなく、闇の世界に潜行し続ける思考からは言語論的展開は生まれない。

何度でも言うべきだろう。自由の敵に自由を許すな、と。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。