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◆早慶戦   jeudi 23 nov.06 [■早稲田ラグビー]

関東大学対抗戦・秩父宮ラグビー場
早稲田×慶応 (41-26 前8-14 後33-12)

前半、早稲田はグラウンドをワイドに使う、展開する戦術に出たが、慶応の絡む防御に攻め倦み焦燥ぎみ。ようやく20分過ぎ、谷口のチャージを豊田が左に廻り込み先制。次いで曽我部のDGで8点差とした。
しかしこの後、慶応は早稲田陣マイボールのラインアウトを左に振りトライ。さらに40分過ぎ慶応陣早稲田ボールのラインアウトを80メートル以上ゲインし、早稲田反則のボールを慶応・山田が右に大きくスワーブしてトライ。早稲田は8-14で前半を終えた。

早稲田が相手チームに先行され前半を折り返したのは何時以来だろうか。慶応ファンの熱気と早稲田ファンの緊張で秩父宮はハーフタイムを過ごした。清宮前監督が息子さんを抱え、硬い表情でスタンドを昇って行ったのが印象的だった。


後半早稲田はバックスへ大きく廻す戦術に変え、縦攻撃を使い出した。1分五郎丸、谷口、今村が縦に突っ込みトライ。コンバートも成功させ逆転(15-14)。10分畠山が縦突進、矢富、曽我部が出したボールを五郎丸が6人かわしトライ。五郎丸は身体を回転させ相手を振り払ったが、見事という他ない。一人レベルが違うようだった。

15分ミスジャッジと思われる1トライを献上したが(22-19)、19分ガチガチのモールから縦に曽我部、28分今村(曽我部のスローフォワードか)がトライし、34-19となった。その後モールで慶応らしい嫌なトライを取られたが、矢富が取り返し、41-26でノーサイドとなった。


ラインアウトは安定していた。これが試合全般に亘り優位に立てた要因のひとつであろう。しかし、慶応の果敢な攻撃に対して早稲田の防御に穴が開くことが多く、26点という大量失点となった。ラインで裏に回られることも嫌なことであるが、軽量フォワードに蹂躙されるなど、あってはならないことなのだ。
精神的なことは選手間で盛り上がっていくであろう。監督・コーチ陣は明治、関東戦をみすえシステムを整備しなくてはならない。

早慶戦はいつも特別な緊張感に包まれる、そして明治戦にはない雰囲気がある。ラフプレーを抑えようとする意識も顕著で、フェアプレーに徹している。観客席もグラウンドのその意識に一体化しようとする。明治戦の殺伐とした敵対意識はない。


高田馬場に戻り、<ノーサイドクラブ>で祝杯をあげる。
もちろん早稲田OBで賑わったのだが、佐賀のOBの方がいらして五郎丸くんと連絡がついた。キックのミスがあったものの、攻撃に関しては非常に満足しており、携帯口の彼はかなり昂揚しているとのこと。一気呵成に明治戦まで行ってほしい。


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