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△金峰山不山行    vendredi 2 mai 2003 [■山行]

4月29日からカマコーと金峰山(2,599m)~国師岳(2,591m)~甲武信岳(2,475m)を縦走するはずだった。

29日に信濃川上から入り、初日は金峰山荘に逗留。
2日目に金峰山を経て国師岳手前の大弛小屋に行く予定にしていた。しかし、30日は予報通り朝から強い雨となり、気温も前日よりかなり低くなった。冬用の装備での山行となったが、金峰山から国師岳までの稜線上は雪上のルートが風と新雪で消され、その上にガスが立ち込め、赤 布や道標などの目標物も見えなくなってしまった。甲武信から金峰山はこの間登山者が入っておらず、稜線上大きな雪原から藪に入るルートはまったく無いものと同じだった。コースから外れ何度かフラッグを詮索したのだが、踏み跡が消えてしまって、地図で見ると ある筈の緩やかな下りのルートが見つからなかった。更にガスが増して雪が舞って来たので、残念だが、通過してきた金峰山小屋に戻り、今回の縦走は断念ということになった。金峰山小屋に入ると、雪は霙状態となって益々危険な状態となってきた。そして、1日、快晴のなかを瑞牆山荘に下山した。下山途中の金峰山、瑞牆山はきわめて美しく、山桜や岩躑躅も春の山らしさを演出していた。

この時季は天候が崩れれば冬山と同じような状態となるが、今年はまさにその状態となったのだ。そのうえ、ガスの中で雪上のトレースの無い状況は遭難してくださいというようなものだ。残念だが撤退は正解だったといえよう。ビバークのようなことになれば只では済みはしなかった。

増富ラジウム温泉に寄って、韮崎に突入となったのだが、悲惨な宴会であった。
駅周辺に宜しいお店が無い。「志ん楽」という割烹に入ろうとしたらどうしても雰囲気がやばい。薄暗い照明で奥に紅い階段が昇っている。どうも淫靡な雰囲気で、仲居さんらしい人の応対も場違いな者を見る怪訝な表情だった。ひょっとして男女のお知り合いがひと目を忍んでお会いする所か? そこに元気な山帰りがヘラヘラ飯食わせろと突入してしまった。

門前払いされる前にこちらから退散して、次の店を探して鮨屋に入ったが、そこが輪を掛けて唖然とさせられた。まだカウンターにネタが無い、そのうえ シャリが未だ炊けてないのだといって、最初にビール1本頼んでからエビセンで20分ほったらかしにされてしまった。出てきた盛り合わせはすべて水っぽい。 カマコーは鮪を残そうとしていた。誰が此処に入ろうと言ったんだ! 海の無い県で鮨を食べちゃ駄目だねぇ。


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